学生街 上田へ

わたくし、岩手大学の「事務局」という建物にいるんですが(「本部棟」言われることもあります)。その1階、正面玄関を入ってすぐ右にインフォメーションルームなる部屋がありまして。ここでは岩手大学の広報関係資料等ご覧いただくことができるんですけども。

先日、この部屋を通りました際、ふとある冊子が目に留まりました。

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「うえだらけ」

この冊子、どんな冊子なのか調べてみますと、昨年、上田商店街の魅力を知ってもらうために、上田商店街とその周辺で使えるサービス券が発行されたそうで、それが「うえだらけ」という名前なんだそうなのですが、このサービス券としての「うえだらけ」の発行に協力した「岩手大学まちづくりサークルNPCN」の皆さんが行った取材をもとに、「うえだらけ」加盟店を紹介するために制作されたのが、上の写真に写っている冊子「うえだらけ」なのだそうです。

つまりは、岩手大学のある「盛岡市上田」とその周辺地域にあるお店を紹介している冊子なんですね。

さて、「岩手大学まちづくりサークルNPCN」、そして「上田」といいますと、僕は、かつて発行されていた「うえだっしょ」という情報誌を思い出します。この「うえだっしょ」もNPCNの皆さんが上田商店街の魅力を伝えるために作ってくれた情報誌で、僕も手に取り、上田周辺を歩いたことがありました。そして、案の定その顛末を本ブログに書きました。調べてみたら20131月のことでした。

あの情報誌はねぇ、面白かったですねぇ。っていうのも、僕、盛岡で学生生活を送っていないからか、盛岡市上田周辺になじみが無くて、上田周辺のお店のこともよくわかってなかったんですよね。お店の新規開拓も苦手なこともあって、上田商店街も知らないお店ばかりだったから、紹介されているお店の情報も含めて、色んな事が新鮮で、ホント面白かった。

あれから8年(…8年!?)。同じNPCNが制作、ということは「うえだっしょ」を作成された皆さんの後輩にあたる皆さんが作ったのが「うえだらけ」なんですねぇ。

こう書きますとね「え?先輩がやったことの焼き直しですか?」みたいなね印象を受ける方もいらっしゃるかと思いますがね、これがね、とんでもない、少なくとも僕の印象としては、そんなこと全くない。

もちろん先輩の実績を下地があってこそという部分はあるのかもしれません。ただ、何よりも最新の上田周辺事情が網羅されてる、これがとてもありがたい。個人的な印象で恐縮なんですが、僕の中で、上田商店街、そしてその周辺のお店の魅力は、ここ数年、一層増しているように感じています。それは、新しく魅力的なお店ができている、ということに加えて、古くからあったお店の魅力にようやく気付けるようになったから、ということもあって。

そんなわけで、上田周辺の最新の情報を得られる、というのは本当にありがたい。知らないお店も結構ありました。

それにね、1店舗あたりの紹介は、見開き半分(A5サイズ)に収められているので、スペース的には決して大きくはないものの、その小さなスペースにも関わらず情報量がとても豊富。「入ってみたいな」「行ってみたいな」と思わせてくれる情報がしっかり掲載されている。それが35店舗紹介されていますから、読んでいても面白いですし、色んな発見があります。

これはね、ぜひ手に取ってご覧いただきたい。

今、一般選抜の出願受付期間ということで、日々、願書が届いているわけでありまして。予定通り進めば225日には前期日程が、312日には後期日程が実施されるわけでありまして。それぞれの日程の合格発表があるわけでございまして。さらに日々が過ぎますと、4月から岩手大学で新生活を迎える皆様がいらっしゃるわけでございます。

そして、新たな日々を迎える皆さんにとっての学びの場、そして主な生活の場となるのが岩手県盛岡市上田という地域であり、岩手大学における「学生街」というと、おそらく上田周辺のことを指すのかなぁ、と思っています。

ただ、出身が盛岡だ、という方を除けば、なかなか土地勘のない街を闊歩するというのも難しかったりするのかなぁ、と思っています。まして、全国チェーンのお店とかならまだしも、専門店であるとか、商店街のお店に入っていくのって、ちょっと勇気が必要だったり…しませんかね?僕だけかな。

そんな皆さんが、新たに暮らす街で充実した日々のスタートを切る上でもね(…まずは新型コロナ終息というのが重要ではあるんですが)、ぜひご覧いただきたいなぁ、と感じました。

繰り返しになりますが、冊子「うえだらけ」、岩手大学事務局棟1階インフォメーションルームで入手できますので、気になった方はぜひお手に取ってみてください!