いろいろな3月11日

2024年3月11日。

明日の一般選抜後期日程の話題をと思い、事務局前のテントを見に行ったところ
一緒に見えたのが

黒リボンの弔旗でした。

そう、今日は、東日本大震災から13年目の日です。

13年という年数もまた、
干支が一周して次のサイクルが始まったり、赤ちゃんが中学1年生に成長したりと
ひと区切りともいえる節目のように感じます。

今年は能登半島地震の被害もあり、
改めて自然災害の怖さとその突然さを噛みしめている方も
いつもよりも多いのではないかと思います。

能登半島地震が発生した直後、津波警報と同時に
各SNSで老若男女多くの方々が

「とにかく今すぐに高いところを目指すこと」
「着の身着のままでかまわないからとにかく海から離れること」
「周りに人がいれば、すぐ逃げるように伝えること」

そういった呼びかけをしていたことが、
わたしの印象にとても強く残りました。

東日本のことは風化するのではないか、忘れてしまうのではないか、
そんな心配の声もありますが、
少なくとも、ほんの少しでも、その経験が別の機会に活きたのなら
これからも忘れ去られずにわたしたちの心に刻まれ続けるはずですし、
またいつか何か災害が起きてしまったときにも
わたしたちを少しでも安全に、少しでも悲しむことが少ない方に、
きっと導いてくれるのではないかと思っています。

そして、本当に多方面、多分野のさまざまな立場の方々が
外側からは見えないような仕事や役目も果たしているからこそ、
復興は遂げられるものだと思います。

「遠く離れているから」
「被災地のために特に何もしていないから」

ではなく、
皆さんが、今できることすべきことを精一杯やっているからこそ
巡り巡って被災地のためになっていることもあるのではないでしょうか。

そんな気持ちで、わたしもあらためて日々を大切に生きようと思います。

さて、話題は変わりますが…大学としても大事な行事なので。


明日はいよいよ一般選抜の後期日程、本学の今年度最後の入学試験です。

そういえば、本学の入試で最近(コロナ禍を境に?)変わったことがありまして。

ここ、正門入って比較時すぐ、右手にある入試課入口前の少し広い芝生エリアですが…

昔はここで、一般選抜の合格発表がされていたんですよね。

【リンク】かつての合格発表の様子

合格発表の日には受験生だけでなく、
現役岩大生の胴上げ隊やブラバンが駆けつけてお祝いしてくれたので
とても賑やかな、ちょっとした恒例行事でもありました。

コロナ禍を境に、それもなくなり
このエリアが「がらん」としていると
ちょっぴり寂しい気持ちになりつつも
合格発表が誰でもスマホですぐに見られることのありがたさも
同時に感じるのでした。

にぎやかな合格発表こそないものの、
皆さんと会える日を待つワクワクは変わりません。

明日の後期日程、本学を受験される皆さんはもちろん、
他大学含むすべての受験生の皆さんの
健闘とベストを尽くせることを祈っております!!

来月のちょうど今ごろ、木々の芽がもっと膨らむ頃に
またこのキャンパスでお会いできるのを
心より楽しみにしております…!