即席ツアコン

そうそう、そうなんですよ

私も朝のニュース番組(全国版)をみていたら、この【ニューヨーク・タイムズ紙「2023年に行くべき52カ所」に「盛岡市」が選ばれた】というニュースを目にしまして、「え、なんで?」という、驚きと疑問の感情に苛まれていたところでした。
そこで関連記事をいくつか見てみると、「歩いて楽しめる」というところが好評価につながっているようで。

フム。
駅から徒歩圏内の観光スポットとなると、入ってきますね、当大学。
ではでは即席ツアコンとして、岩手大学経由の歩いて観光ルートをご提案してみましょう。(即席なので、写真はほぼありませんが)

まず駅を出たら、真正面の開運橋ではなく、一本上流にかかる「旭橋」を通ります。
天気が良ければこの橋上から北上川の先に岩手山を望むことができ、絶好のフォトスポットになります。

渡り終えたらすぐ左手の「材木町」方面へ。
この通りには、宮沢賢治の童話「注文の多い料理店」を出版した「光原社」がありまして、近くのベンチには賢治さんが座ってたりします。

材木町を抜け、JR山田線を超えると岩手大学は目と鼻の先。
春には桜並木が美しいこの小道を抜けると

岩手大学旧正門に至ります。
構内については、今回はこの看板だけ

にしまして、先へ進みます。

大学を出て東方面へ向かうと、上田商店街には記事でも取り上げられていたコーヒー店がありまして、香ばしい良い香りが漂ってきます。

次はそこの向かいの県立中央病院横を抜け、寺町(名須川町)方面へ向かいましょう。
こちらはその名の通り、古刹の立ち並ぶエリアで、499体の尊像が収められた「報恩寺五百羅漢」(この499体の中には、必ず自分に似た顔があるとか…)や、「岩手」の名の由来となった鬼の手形がある「三ツ石神社」などを回ることができます。

そこから南に下り、盛岡地方裁判所前で「石割桜」を眺め植物の力強さに触れ、ちょっと進むと「岩手銀行赤レンガ館」や「盛岡城址公園」のある中の橋エリアに入ります。

この近辺から一路駅方面(西方)に向かうと商店街エリアとなるので、冷麺でもじゃじゃ麺でもわんこそばでもよりどりみどり。

そこから開運橋にいたり、駅に戻るまでのルートを組んでみましたところ、移動距離は約6.5km。散策も入れると10kmくらいになるでしょうか。
これだと「歩けるか?」と感じますが、地図に落とすと、大体直径2kmの円の縁を回った感じになります。
そう考えると、「あ、歩けるかな」って気になってきます。

今回はこの縁のルート上のスポットを(かなり)掻い摘んでご紹介しましたが、この円の中にももちろん見どころがあり、それらが2km圏内と考えると、盛岡の徒歩観光、アリかもしれません。