ふと気がつくと、明日はもう秋分の日。
朝晩も冷え込む日が多くなってきて、ここ盛岡では昨日今日と朝の最低気温がまさかの1桁。
少しずつ、しかし確実に季節が巡っていることが感じられます。
さて、今が秋分で秋の真っ只中とするならば、次に来るのは、そう、冬。
またあの雪と格闘する日々がやってくるかと思うと、早くも気が重くなってくるんですが、この構内において、雪と格闘する際のエースと言えば、そう、除雪車。
今年も年明け早々からその活躍っぷりが報じられていて、目にするたびに
「かっこいいなー」
なんて思っていたんですが、この除雪車、分類的には「小型車両系建設機械」に該当しまして、運転するにはちゃんとした講習を受ける必要があるのです。
その講習が今週行われてまして、私も受講者として参加してきました(きます)。
会場は、岩手労働基準協会さんの研修センター。
内容としては2日間の講習で、初日は教本を使って
基礎知識や構造、取り扱い、法令などについて学んでいきます。
私が実際に乗るのは除雪車なんですが、この分類には小型のショベルカー(正しくは「ドラグ・ショベル」)なんかも含まれる、というか、教本の表紙を見ればお分かりのように、むしろそうした建設機械類のほうがメインなため、「ドラグ・ショベルで安全に土をすくうには」みたいな内容を主に学んできました。
そして二日目の今日は実技。
初日の講習後に準備されていたこちらの機械を使って、走行や掘削などの手順を学んできました。
私も普通乗用車の運転歴はそれなりに長いものの、それとこれとでは勝手が違いまして、例えば手前の車体だと、操舵はハンドルなので同じなんですが、基本は左手一本の操作になりますし、曲がる機構も前輪が舵角を切るのではなく、車体中央で折れ曲がるようにして曲がる。進むスピードも、アクセルの踏み込み量と速度が車とは大きく違う。とか、
奥の車体だと、前進後退操舵がレバーなので、そもそもが違う。
更にバケット(土とかをすくうやつ)の操作が入るともう軽いパニック状態。
ではあるものの、なんとか無事に講習を終える事ができましたましたので、今シーズンは私もあのエースを駆って、雪と戦うのだ!
(雪が降る前の、人通りが少ない場所・時間帯に、事前練習を入念に行ってから)