ご紹介する機会を逃し続けて数週間。
ではありますが、思いがけなく効果が出たもんですから、遅ればせながら本日取り上げさせていただきます。
皆さん覚えてらっしゃいますでしょうか?
1月末に計画倒れに終わった、「石による解氷実験」。
あれをですね、密かにやり直ししていたのです。
日付としましては、2月の10日。
徐々に日中の寒さが緩みつつありながらも、まだまだ朝晩の冷え込みが厳しく、雪も各所に残っていたこの日。
前回と同じ様に、駐車場の一角を実験場所としましたが、再度の失敗を避けるべく、目印としてこの木を使うことにして、
その手前の雪の上に、5cm位の石をポンッと載せまして、
これがどのくらい雪を融かしてくれるか、という実験です。
石の設置は、朝8時20分頃。
この日の盛岡の気象情報ですが、
天候は晴れ。
最低気温は-3.4℃
最高気温は4.7℃
日照、気温ともに雪を融かす効果が期待できる一日でした。
そして事後の観測を行った17時30分過ぎ。
夕闇に包まれた現地について見てびっくり。
石がない!
と思ったら、沈んでた!!
いやね、融かす効果が期待できると言っても、まぁ軽く凹みができるくらいかなぁ、なんて思っていたのが、まさか沈んで見えなくなるまでになろうとは。
折角なのでそのまま放置して、翌11日(建国記念日、晴一時雪、3.5/-0.3℃)を経て12日の朝の様子がこちら。
周囲の様子からも雪融けが進んだ様子が見て取れますが、10日の夜より近づいて撮影しているにも関わらず、石が更に沈んでいて、もう姿が全く見えません。
指を突っ込んでみると、第2関節くらいまで入るので、
石上端までおおよそ4cmってところでしょうか。
ただ置いておくだけで、これだけ雪を融かしてくれるなんて!
ならもっといっぱい、一面に撒いとけば良いんじゃない?
そう思ってしまうんですが、一筋縄には参りません。
翌週17日の朝にはホレ、
新たに降った雪に埋まって、見えなくなっちゃいました。
雪を融かしたいのに、降雪に弱いんじゃあ、どうしようもないです。
ということで、実験結果です。
日照があると、思いの外融雪効果がある。
しかし降雪で無力化するので、長期的な効果は期待できない。
となりました。
融かしたり、沈んだり、埋まったりした石さん、お疲れさまでした。