後期の期末試験も終わり、特に名称は付けられていませんが、いわゆる春休みというものの期間に入った大学内で、ここ数日スーツ姿の学生さんを見かける機会が多くあります。
そんな方々が、一筆書いて入室していく部屋があるんですが、
そこで行われているのが、
卒業論文発表会
です。
学部の4年時(コースによっては3年時)になってから所属する研究室で取り組んだ研究について発表するこの会ですが、大多数の4年生は進級時に講義を取り終えているので、1年のかなりの時間を自らの研究に注ぎ込むことができます。
また、その研究そのものがそれまで培ってきた知識をフル稼働して取り組むものになりますから、「卒業研究の」というよりは、「今までの勉強の集大成」といって過言ではない。そう思っています。
まずは今回卒研発表を終えた皆様、お疲れさまでした。
発表を終え、卒論を出し終われば、単位も揃い、あとは卒業を残すのみになるでしょうか。
今年度は何をするにもコロナが影を落とすわけですが、研究活動も例外ではなかったでしょう。
実験を行うのが難しかったり、
対面での指導が減ってしまったり、
仲間との助け合いの機会も限られたり、
色々あったかと思います。
そうした困難を乗り越えて、発表までたどり着いた皆様、
本当に、お疲れさまでした。
ちなみに入室時に書いているのがこれ
出席者名簿 兼 秘密保持宣誓書
です。
大学生が1年かけて取り組んだ内容ともなると、そのもの自体が漏洩してはいけない情報に該当しますのでね。