3月前半の山場

最近暖かくて天気の良い日が続いておりましたが、今日は曇りときどき雨です。


年度末の月にあたる今月は、授業がないけれど
なにかと慌ただしく過ぎているところです。

年度末ということで、卒業される方では
そろそろ研究室のお片付けに入っているところを見かけるのですが、
特に退職される先生方の研究室ではさらに大規模に掃除をしているところもあり、
月に2回行われている実験廃液の回収日には


大量の薬品の空き瓶が。

空き瓶としてみればただの廃棄物で
回収し、分別するのもまた大変ではありますが、
長年多くの実験を重ねて研究活動が行われてきた証でもあります。

 

さて、学生さんや退職される先生の巣立ちにむけて
年末とはまた違う感じであちこち慌ただしい今週ですが、
週末は気持ちの面でもお仕事や動きの面でも
さらに忙しくなりそうですね。

まずは明日、3月11日は東日本大震災が発生してから12年になる日です。

きっと本学の学生さんや4月から入学される新入生の皆さんは
この震災の頃小学生くらいだった方が多いかと思います。

そして、今小学生や中学生の皆さんは
震災を経験していないか、経験していてもはっきり記憶がないか、
そういう方がほとんどになっていると聞いて、驚いています。

月日の経つ早さ、いつも感じている事ではありますが、
この震災を基準に見るとさらに早く、あっという間に過ぎていくように思います。

そしてまた約1000年後くらいに同じような地震が発生すると言われているそうです。

その1000年後に暮らしている方々の命を全員守れるよう
経験したわたしたちが忘れないのはもちろん大切ですが、
これからも増えていく「震災を直接経験していない方々」に、
さらにその次の世代にもその次の次の世代にも正しく伝わっていくよう、
正直目をそむけたくなるような災害ではありますが、
必要なことはしっかり伝えつないでいくことが大切ですね。

 

そして、3月12日(日)は、いよいよ一般入試の後期日程です。

岩手大学としては、今年度最後の入学試験になります。

受験生の方も、そろそろ今年度最後の試験を迎える方もいらっしゃるかと思います。

前期も後期も、今年は土日になっていますので
受験者の皆さんが、ただでさえ通い慣れない道のりを
通勤通学ラッシュに巻き込まれて困ってしまう心配がなく
こちらとしても心配せず皆さんをお迎えできそうで安心しているところです。

本学を受験される皆さん、
本学だけでなく後期日程に臨むすべての受験生の皆さんが
力を発揮できるよう、願っております。