巣立ちを待つ

ここの所毎年のことなのですが、構内、特に理工学部キャンパス内において、この時期にカラスが凶暴化しておりまして。

どうやらこの季節はカラスの繁殖期に当たるそうで、卵や、生まれたての雛を守るために、親カラスが神経質になっているからだそうです。
そのため、巣の近くを通る人に対し、激しく鳴いたり、物を落としてきたり、果てには背後から襲いかかってきたりします。

なので、「この辺を通る時は気をつけてね」という注意書きが出ているんですが、

この写真を取っている最中も、後方頭上から
カーーー カーーーーー!!!」
と憤ったような鳴き声が聴こえてくるもんですから、正直気が気でなく、いつもなら1カットで数回シャッターをきる所、この1枚を撮ってさっさと退散してきました。

どうやらこのあたりでは、2号館と食堂の間にあるこちらの木で親カラスが見張っているようで

2羽がなにやら相談していたり、

左に行ってみたり

右に行ってみたり

忙しなく周囲を警戒していました。


「こっちは何も危害を加えるつもりは無いからねー」とか
「別のところで子育てくしてくれませんか?」とか
言ってみたところでご理解いただけるわけもなく、また駆除も出来ない(してはいけない)ため、人間側の方でどうにか対処していくしか無い状況です。

今日私が見ていた範囲では、人に襲いかかることはありませんでしたが、いつその爪を剥いて来てもおかしくありません。

可能であれば迂回をするとか、傘をさして歩くとかして、子ガラスの巣立ちを待つことにいたしましょう。