卒業生たちが学校を去り、新入学生を迎えたこの期間。
在校生たちは学年が一つ上がり、新年度から研究室に配属された学年があります。
そうした新配属生を迎えるに当たり、取り急ぎ用意しなければならないものに「机」があったりします。
ということで、3月下旬に用意された下駄箱を使って入館してきた配属生さんたちは、各研究室の学生居室で机に向かって勉学に励むわけなんですが、その机も色々準備が必要だったりします。
例えば、着座位置
先日修了していったのは大学院生。
院生の場所は、部屋の奥の方。
今回配属されてきたのは学部生。
学部生の机は、部屋の入口そば。
すると、単純に空いた院生の場所に配属生を入れて、ってわけには行かなくなります。
例えば、机の種類。
先日修了していったのは大学院生。
院生の机は、引き出し付き。
今回配属されてきたのは学部生。
学部生の机は、引き出しなしの平机。
すると、単純に空いた院生の机を使わせて、ってわけには行かなくなります。
例えば、人数。
先日修了していった大学院生の数と、
今回進級した大学院生の数と、
今回進学した大学院生の数と、
今回配属されてきた学部生の数が、
うまいこと一致していれば、玉突きでスライドさせれば良いんですが、そうは問屋が卸さない、ってやつでして。
するとそのへんの人数が確定したこの時期に行われるのが、
部屋の模様替え
と
この際だからの大掃除
なわけで、一時的に廊下がこんな状況になっていたりします。
まぁ研究室の場合、
年末は研究のまとめの時期になってくるので、環境を変えたくない、
だとか、
寒くてワックスが乾かない、
だとかがあるので、この時期の大掃除のほうが都合が良いですし、
新しいメンバーと団結を深めるために、共同作業をする、
ってのにも一役買いますし。
こんな感じで、研究室の一年が始まっていきます。