剛の者

雪もたっぷりで寒いとはいえ、さすが暦の上では春ですね。
あんなにどっさり降った雪も、日々の昼間の陽射しで
少しずつ確実にとけていくのがわかります。


日々、本学の頼もしいヒーロー(と呼ばせてください)の皆さんが
人や車の通りやすいように除雪してくださっているおかげで
通路の雪が薄く少なく保たれているのもありまして、
順調にとけていってるところは既にアスファルトが見えています。

そんな学内ですが、
大学という場所柄、大きい建物がそれなりに並んでいるので
一日中日陰になる場所もそこそこあり、
しかも普段あまり人が通らない立ち入らないような場所となると
雪が降りたて積もりたてのまま
まっさらで真っ白な雪原状態を保っているところもあります。


…と思ったのですが。

良く見ると、

この迷いもふらつきも感じさせない堂々たる足取り、まさに剛の者。

比較対象がないためわかりにくいのですが、
雪はけっこう深いです。

「ハイカットのスニーカー」とか「ショートブーツ」は
軒並み撃沈(浸水…もとい浸雪…?)する深さですし、
これだけの深さの雪の中を歩くとふらついて手をついた跡があったり
歩幅が一定にならなかったりして
こんなにきれいな跡にならないのではと…。

ですので、丈の長い雪用長靴を装備した、
雪に相当慣れた方の足取りとお見受けしました。

除雪された歩きやすい道をあえて通らず、
こんな深い雪でも臆せずショートカットできてしまう、
そんな勇者が、今日も学内のどこかにいるのかもしれません。