「鳥頭」だなんてとんでもない

毎年、12月になってもまとまった積雪がないと
「今年こそは(雪なしで)いけるんじゃないか」
と変な期待をしてしまうのですが、
やはり今年もそうはいかなかったようです。


ぎゅっと固めの雪なので、
ここからさらにずしっと積もるんだろうなぁ…。

頼もしい味方の皆様もいよいよデビューでしょうか…。

雪の他に、冬によく見かける白いものといえば、ハクチョウです。

岩手大学なら、最寄りは高松の池に行けば優雅にくつろぐ白鳥たちを見ることができますが、
やっぱり見ごたえあるのは


この、まるでひとつの大きな飛行機のようにも見える
大勢でのV字編隊での姿です。


これを写真におさめたくて、学内ではカメラを極力持ち歩き、
少しでもハクチョウの鳴き声が聞こえたら
すぐに空を見上げキョロキョロ。

一歩間違えれば不審者にも見えかねない動きで
ハクチョウの姿を追いかけている人物を見かけた方…
もしかしたらそれはわたしかもしれません…。

以前、とある大学の講義の中で学んだことなのですが…

渡り鳥のV字編隊では、
先頭(Vの字の折り返しの角にあたる部分)が一番負担が大きいそうです。
でも、その負担はだれか一羽だけのものではなく、
長い行程の中、ちゃんと同じチームの皆さんで
交代しながら飛んでいるのだそうです。

誰かが先頭に立たずにこっそりずっと楽をし続ける、
なんてこともないそうです。

でも、その順番や交代のタイミング、どうやって決めてるんだろう…。

人間の世界だと、たくさんの言葉や伝達手段があっても
そういう持ち回りの役割や負担に関することって
しばしばもめごとのきっかけになることがあるので…。

多くを語らずとも、仲間の負担のつり合いをとれる白鳥の皆さん、
とってもリスペクト、です。