誰もがひとりじゃないから

昨日に続きまして、雪模様の盛岡。

盛岡の冬は、雪は少なめなのですが、
とにかく湿度が低く気温が容赦なく下がります。

外をを見れば、人も車もそれはもう誰もが注意深く通行しているのですが
実は、屋内での転びやすさ、見逃しがちなんですよね…。

たとえばこういうところとか

靴底にくっついた雪のかたまりや層が、
屋内の床でけっこう滑るんです…。

雪や氷でいっぱいの外を無事に走破して、
「やれやれ一安心」と油断して屋内をすたすた~と歩くと、
突然つるりんっと豪快にいっちゃうことがあるので、
行き帰りの交通だけでなく、
大学に着いてからの靴底の雪や氷や雪溶け水にもお気をつけください…。

さて、こんなに寒くなってしまうまだ数日前の景色ですが…


理工学部の柿の木には実が大豊作。

この写真、少し範囲を狭めてよくよく見ると

(他にもいるかもしれません)

鳥が集まって盛んについばんでいました。

12月ともなれば、
虫もあらかた命を終えたり冬眠したり、草木の多くも枯れたり散ったりで
食べ物もなかなか見つけにくくなってくるであろうこの時期、
この樹は鳥たちにとって楽園のような場所なんだろうなぁ。

人間の界隈では今感染症に困り果てているところですが、
鳥さん業界でもインフルエンザが流行っているそうで。

ニュースでとり上げられるたび、
養鶏家の皆様の不安はいかほどか、と心が痛みます。

人間の往来や接触は、ある程度なら人の意思で変えられることもありますが、
鳥たちにとって、移動することや群れることはむしろ生きることそのものなので
往来自粛、5人(羽)以上での会食自粛、なんて難しいお話ですよね。

だからせめて、こんな風に柿の木に集まっておしゃべりしてる地元の野鳥の皆さんから
遠い北の国からはるばるやってきてくれた白鳥の皆さんまで、
どうか誰もが健康に無事それぞれの春を迎えてほしいものだなぁ、と、
願わずにいられない今日この頃です。