活用の幅

農学部2年生の農場実習の中に
「プロジェクト実習」というプログラムがあります。

まず、班ごとに、決まった寸法・面積のまっさらな区画が用意されます。

そこに何を植えても良し、何本植えてもよし、どんな方法や道具でもよし※1
ただし、施肥量の計算も必要な管理もその予定調整も、全部自分たちで調べ計画する※2
一つ以上、自分たちで設定したテーマで実験を行い、その結果の報告会がある※3

…というルールのもと、メンバー間で適宜話し合いながら、
前期いっぱいかけて自分たちの畑を作っていくという実習です。

※1…半年以内で収穫できるものに限る、農場内にある道具等は自由に使える
※2…教員・農場スタッフがアドバイザーとして常駐するが、聞かれたり頼まれない限り手出ししない。
※3…放置するだけ、肥料をあげないだけ、系は基本×

「何をどれくらい作ろうか?」と相談している様子なのですが

よくよく手元を見ると

スマホのアプリで品目ごとのスペースの割り振りをしてありました。

「事前にメンバー間で相談・共有しておいた」とのことでした。

さまざまな講義や実験実習の場面で毎年感じることですが、
学生さん、スマホやタブレットを上手に使いこなして
授業に役立てているんですよね。

コロナ禍で気軽に集まったりおしゃべりしたりすることが難しい日々を
工夫しながら過ごしてきた皆さんだからこそ
こういうやり方を思いついたり実行したりできるのかもしれませんね。