いかにも大学の実験室らしい風景ですね。今日は、理工学部内で材料関係の研究を行っているコースの学生実験の様子をご紹介します。
材料関係といっても、研究対象は金属や有機半導体・磁気系素材などと広く、その範囲は一言では表現できません。
また、それ等サンプルの状態も、単結晶だったり薄膜だったり、固体/液体や粉末/固形と、バリエーションが豊富です。
そういった研究を行っているこのコースの学生実験では、ガラス基板に有機試薬を蒸着させ薄い膜状のサンプルを作り、そのサンプルを特殊な装置を使って測定することで状態を数値化し、その様子を計算から導き出しましょう、というテーマで実験を行っていました。
サンプルを作る装置を動かしながら説明するの図。
学生さんらに説明をしているのは大学院の方々。学生実験中は「TA(Teaching Assistant:実験指導等をサポートする人たちの事)」という立場で、学生さんらに丁寧に解説をしています。
こちらにもTAさんの姿が。
得られた数値をどう扱えばサンプルの状態を導き出せるのか、その数値はどういう意味があるのか、などを解説しています。
受講している学生さんらは、初めて見る装置や飛び交う用語に慣れない様子でした。うん、その気持ちは分かりますよ~!
彼らが挑む数値データはこんな感じ。
いかにも難しそう…ですが、実験レポートを作成しながら考えることで、理解が深まるのだと思います。
大変そうですが、頑張ってくださいね!