あの白いツブツブ

桃の節句も過ぎ、いよいよ前期入試の合格発表も迫ってくると
この盛岡の地もほのかに春の足音が聞こえはじめ…

……

と思っていたら、昨夜容赦なく吹き付けるように降った雪と、
今朝になってスッキリ晴れたかと思ったら最低気温-5℃。

などということになるので、まだ気が抜けない日もチラホラやってきそうです。

とはいえ、もう今年度も残り1か月を切り、
確実に春が近づいてきている今日この頃。

冬の間、わたしたちをいつも助けてくれていたけれど、
春が来ることで、しばしお別れになるものがあります。

(…と言ってもたくさんありますが、今日はその中のひとつです)

融雪剤です。

きっと、雪が降ったり気温が低くなったりする地域にお住まいの方は
見慣れたものかと思います。

盛岡は特に雪以上に積雪後の凍結や氷が多い地域な上、
大学の敷地はなかなかに広く、さまざまな方が日々往来するので、
物理的な除雪だけではどうしても転倒の危険を排除しきれなかったりします。

そんな背景もありまして、
冬の間、学内のいたるところ、特に出入口付近には

こんな風に融雪剤がスタンバイしていてくれます。

雪かきグッズと一緒に備えられてるところもあれば、

スロープがあって、特に凍ると危険な場所なんかには

特大サイズでなおかつ

すくう道具もスコップどころじゃない、大きいボウルが備え付けられてたり。

そして、こんなところにもあったの!?と驚いたのは

舘坂門(理工学部正門側の門)にも…

実はありました。

探せばけっこうあるものですね…。

冬の間、わたしたちを転倒の危険から守ってくれた融雪剤たち。

まだまだ寒いとはいえ、
通路がガッチリ凍り付くこともなくなってきた今日この頃。

もうすぐお別れするのは寂しくもありますが、
また次の冬が来た時にしっかり役目を果たしてくれることでしょう。

(除湿剤と同じ成分なので、ずっと出して置いてると湿気で固まってしまいます)
(乾燥しがちな冬だから、こんな風にあちこちに置いておけるともいえますね)