昨日の夕方のことです。
屋外を歩いていると、
激しい風と高密度の粉雪が地吹雪になって真向いから顔面を直撃し、
風圧と冷たさと高密度の雪で数秒間呼吸できず前も後ろも見えず、
まさかの学内で遭難しかけるという事態を経験しました…。
全国的に年末年始のもの以上の大寒波が到来とのことです、
どちらにお住いの方も、どうぞお出かけや雪払いの際は事故や転倒等
くれぐれもお気をつけください。
さて、感染症の観点からはもちろんのことなのですが、
物理的にも(雪で)外出が(というかもはや通勤通学すら)ままならず
ダブルパンチで心身ともに安らげない日が続いておりますが…
大学では、そんな滅入りがちな気持ちも忘れるような、
学生さんの柔軟で遊び心のあるユーモアに
ひとときの「クスッ」とする癒しをもらうこともあります。
こちらは学内某所の廊下に貼られた紙。
※個人名はがんちゃん#分身の術発動 に隠してもらいました
どうやら、量が多くて部屋におさまりきらない研究用の試料を
廊下を少し間借りして置かせてもらっている学生さんから、
廊下を通行する人に向けたお詫びのメッセージなのですが…
よく見ると、
「邪『魔』」
が
「邪『馬』」
になっています。
魔も馬も「ま」って読めますもんね。
そして、その下に別の人のものと思われる字で
「ひみこ?」というメッセージ。
そう、「邪魔」と間違えて書かれているのは「邪馬台国」の「邪馬」。
×をして正しい文字を書いておいたり、見なかったことにしたり、
場合によっては怒ったり。
誤字への対応って人それぞれなんですが、
この「ひみこ?」には思わず「クスッ」としてしまいました。
パッと「邪馬台国」を思い出せる頭の引き出しの多さはもちろん、
否定的な言葉を使わずに誤字に気付いてもらうことができる上に
見た人もちょっぴり笑いがこみ上げる、
なんだかとてもユーモアがあって優しさも垣間見えるツッコミでした。
お次は、ゴミ回収ストッカーで見かけた、とあるゴミのお話。
割れてしまったガラスや陶器などは、
扱う人がケガをしないよう紙でくるむか紙袋などにおさめて
中身を表記して出すことがルールなのですが、
「ワレ(割れ)ガラス」
の隣に、カラスが。
しかもちょっぴり邪悪な目つき。
ゴミ置き場のゴミを散らかしたり、
初夏の繁殖期にはナーバスになって突然通行人に襲い掛かったり、
なんとなくカラスって邪悪なイメージなのかも。
きっと大人がやると「おやじギャグ」と一蹴されてしまうであろうネタですが、
学生さんがイラスト付きでやっていると
なんだか「クスッ」としてしまいます。
パソコンやスマートフォンなどが多く使われる時代、
さらにテレワークや遠隔授業が行われることも増え、
手書きで何かを書く機会自体がいっそう少なくなっているように思います。
それが悪いことという訳では決してありませんが、
その分、ふとした時に目に入る手書きの貼り紙や落書きに見える
ユーモアややさしさが心をほぐしてくれた、冬の学内です。