岩手大学内にある、岩手大学次世代アグリイノベーション研究センター(AIC)。
ここではセンターの活動の一環として、
学生さんたちのプロジェクトも採用・実施されています。
その中で最近「おっ!?」と目に留まったのが
「岩手大学野生動物園」
なるもの。
「動物園」といっても、動物を飼育しているわけではなく、
学生さんがキャンパス内のいろいろな場所にカメラを設置し、
そこに映ってくれたキツネやタヌキ、アナグマ、ハクビシンなどなどの動く姿を
公開してくれているサイトです。
いうなれば
「リモート動物園」
といったところでしょうか?
こんな岩手大学野生動物園、こちらのURLからご覧いただけます。
https://ganndai-yaseidoubutu.blogspot.com/
以前、学内に白昼堂々カモシカが現れた時には
学内外でなかなか大きいニュースになりました。
それ以来、たまーに目撃情報がある程度で
住みついているわけでもなさそう、という感覚でおりました。
…が、このサイトによると、
どうやら岩大にやって来ているカモシカは「2頭」とのこと。
しかもなぜかケガをしていることが多いとも…。
カモシカさんたちにとって定番のお散歩コースの一部なのか、
それとも危ない目に遭った時の避難場所になっているのか…。
いずれにしても、どうやら岩大はある程度居心地の良い場所と
認識してくれているのかな??
そして、カメラに興味津々なので
どアップの画が多いのもまた笑いを誘います。
夜でも毛並みまでしっかり見える動画もありますね。
他にも、下台圃場の農作物の食害などもあり
きっと存在はしてるのだろうと思いつつも
一度も実際に目にしたことはなかったハクビシンも、
カメラはしっかりとらえていました(見た目はかわいいんですけどね…)。
さらには「南や西の方にしかまだいない」と半ば他人事にもとらえていた
「特定外来生物」の「アライグマ」も
もう盛岡どころか学内でもしっかりカメラに映っているし
動物たちの姿にほっこり和みつつ
いろいろと考えさせられたりも。
岩大が自然豊かな立地とはいえ、
普段はめったに見かける機会のない野生動物。
そしてなにより学生さんたちの活動の成果でもありますので、
お手元のスマホやパソコンで気軽にその姿を見ることができる
岩手大学野生動物園、是非ご覧になってみてください。
(なにより、動物の通り道を見極めてカメラをしかけられるのがすごいです)
(センスと経験と、どちらも必要なんだろうなぁ)