令和の田植えは一方通行

他のBloggerさんの美しい水鏡にあこがれまして、田植え実習でチャレンジしてみたのですが

映るのはごく一部&浅い水面のため鏡面も荒く…
全然及ばずでした…。

それでも、例年強風に見舞われることも多い田植えの実習で、
これだけ水面が穏やかなのは実はなかなかなかったりします。

ここ3年間の田植え実習、

・「こびる」なし(大人数の会食になってしまうため)
・基本一方通行(両端からの協力プレイ不可)
・機械植えの見学は別日程(洗い場の密回避のため、手足洗いの人数分散で時間を確保)

というスタイルが確立されつつあり、
元祖のスタイルに比べるとコンパクトにまとまっていた実習が
さらによりコンパクトにまとまったプログラムになっています。

(機械がなかった頃は、泊まり込みでの実習だったとか…)
(今は機械植えが主のため、手植えは一部の研究用と実習用の水田だけです)

「こびる」も、本当はせっかくの機会なので
学生さんたちに味わってほしいところでもあるのですが…。

(去年の農場産のお米の味を実際に確認すること、
昔から農作業に携わる人たちの文化や風習に触れること、
身体を使う仕事での適切な休憩・水分とエネルギーと塩分補給の必要性を知る、
協力して作業をしたメンバー同士、談笑しながら労い合うこと、など
たかが軽食されど軽食、ですが、その中にいろいろなことが詰まっていたりします)

コンパクトになっても、皆さんの楽しそうな表情・声は変わらず。

わたし、この「お、いよいよ来たぞ」っていう瞬間が好きです。
なんだかワクワクします。

変わったこともたくさんあるけれど、
変わらないこともまだまだたくさんあって、
その中にある楽しさを皆さんそれぞれに感じている、
そんな2022年の田植え実習も、無事に終わりました。