今日、6月21日は夏至だそうです。
つまるところ、今日が一年で一番日が長い日で、
これ以降は12月の冬至まで、
少しずつ日が短くなっていくのだそうです。
イベントや季節の行事もほとんどない日々が続く中、
日々の暮らしに追われていると
本当に季節の過ぎる感覚を忘れてしまいそうになります。
今日もカレンダーを見て初めて、今日が夏至だと気づきましたし
なんなら6月がもう下旬に突入していることに
(毎月のことながら)驚くばかりです。
(ついこの前記事で「もうすぐ夏至」と触れたはずなのに…もう忘れるとは不覚…)
でも、実習や農場の風景を見ると
植えて間もない野菜の苗たちを、夜の寒さや冷たい風から守る
「あんどん」がずらり立ち並んでいた2年生の実習の圃場は
すべて「あんどん」が撤去されすっきりしましたし、
温室では月桃の花が咲いて、
甘い香りと蜜でアリたちの楽園になっていますし、
あどけなさがどこか残っていた1年生の皆さんも
すっかり慣れた手つきで実習に取り組んでいます。
こういう景色ひとつひとつが、
本来なら季節の移り変わりを感じられるシーンだと思うのですが…
なぜだか去年や今年は特に、
それすらも忘れてしまっていた余裕のなさを思い知らされます…。
かといって、あわただしさを今すぐスッキリサッパリすることは難しいし、
今は進むがままに一つ一つのことをこなしていくしかありませんが…
二十四節気って、1年を24分割した節目節目の日という事で、
単純計算で月に2つの頻度でおとずれることになります。
何をするわけでもなくとも、
「あ、今日は夏至か」
と気が付いてちょっとだけでも立ち止まって
「そうか、こんなに季節は過ぎていたんだ」
と思い返して次の季節へちょっとだけ気持ちの準備をする。
そんな節目にちょうど良い日、なのかもしれませんね。